BioCopy社、Genedata Biologics & Genedata Screenerを導入

最先端のバイオテクノロジー企業がAI/MLアプローチによって多重特異性抗体医薬品候補をデザインする研究開発ワークフローを自動化するための基盤としてGenedataソフトウェアを採用

July 17, 2024
Basel, Switzerland

スイス・バーゼル、2024年7月17日－Genedataはこの日、安全で効果的ながん治療薬を生み出すためにAIを全自動のタンパク質エンジニアリングに取り入れた革新的なバイオテクノロジー企業であるBioCopy社がGenedata Biologics^®とGenedata Screener^®を導入したことを発表しました。同社は、Genedataによって、がんを治療する多重特異性抗体を用いた次世代バイオ医薬品の創製と開発を効率化しています。

BioCopy CSO Jörg Birkenfeld, Ph.D.は次のようにコメントしています。「当社は、がん治療薬開発の加速を目的とし、各プロジェクトやグループにまたがる全ての情報を一元的なプラットフォームで解析するためのデータバックボーンとしてGenedataを導入しました。End-to-endのオートメーションを実現した当社のエンジニアリングラボでは、業界でも類を見ないほどの膨大かつ複雑なデータが生成されますが、それらは全てGenedataによって高品質かつコンテキスト化された情報へと構造化され、当社のAIプラットフォームへ連携されます。これは、当社の研究を加速させる上で不可欠であり、革新的な新薬候補のデータ駆動型のデザインを実現する基盤となっています。」

BioCopy社は、安全で効果的な多重特異性抗体医薬品の開発を可能にする、AIを用いた全自動プラットフォームを使用しています。独自技術の「ValidaTe」によって、多数のがん細胞マーカーと潜在的なバイオ医薬品候補との相互作用の大規模な解析を行っています。自動化されたエンジニアリングラボでは、機能的に異なるビルディングブロックを融合させることで単一の医薬品候補を生成することが可能です。また、医薬品の開発において鍵となる因子を変えた候補品を最大25,000種類、並行して分析することができます。これは、バイオ医薬品候補の上市までにかかる時間の短縮に大きく貢献します。

BioCopy社は、自社の膨大かつ複雑な研究開発データを扱う高度な多重特異性抗体エンジニアリングワークフローを効率化するエンタープライズソフトウェアプラットフォームとして、Genedata BiologicsとGenedata Screenerを選択しました。Genedata Biologicsは、発現・精製・アッセイ分析を含めた候補分子の設計・登録・追跡・解析におけるデータ管理に使用されています。本プラットフォームは、BioCopy社のラボ機器やITインフラと直接連携し、データの完全なトレーサビリティとインテグリティを保証します。

Genedata CEO Othmar Pfannes, Ph.D. は次のようにコメントしています。「BioCopy社が、研究開発をより迅速かつ効率的に行い、最先端の医薬品をより早く患者さんに提供できるよう、Genedataを基盤としてAIを用いた研究開発を確立していることを大変嬉しく思います。当社は、Genedata Biopharma Platformの開発への投資を継続し、AI/MLを用いた創薬のための強固な基盤を提供します。」

About BioCopy

BioCopy is a Swiss-German biotech company with headquarters in Basel and a state-of-the-art R&D facility in Emmendingen, Germany. The company focuses on drastically accelerating the development of safe and effective next-generation cancer drugs to improve the chance of a cure significantly. BioCopy combines artificial intelligence with its automated end-to-end engineering platform to create biotherapeutics with unrivalled efficacy and safety that are transforming the R&D process in today's pharmaceutical industry. The BioCopy platform generates data sets of high quality and quantity currently unmatched in the industry that are essential to leverage the potential of AI. This synergy reduces the research and development time of next-generation biotherapeutics from approximately three years to 12 months. It will save valuable time in the fight against cancer and significantly reduce the cost of cancer therapeutics.

In the long term, BioCopy will expand its efforts beyond cancer and develop biotherapeutics for immunological and neurological diseases. The company is managed by Dr Matthias Wiedenfels, a proven expert and industry insider in the pharmaceutical and biotechnology industry, not least through his time as CEO of STADA Arzneimittel AG.
www.biocopy.com
LinkedIn